今のご時世、男が脱毛することに抵抗がある人はすでに少数だと思います。ここでは、どの部位の脱毛が人気なのかを見ていきます。
脱毛のメリットとその人気部位
男の場合、どの部位をどれだけ脱毛するかは個人の価値観に大きく依存します。ヒゲ脱毛一つとっても、アゴがツルツルになるまで脱毛しないと気が済まない人、減毛だけで十分な人、それは個人の美的感覚、価値観によるのでどこを脱毛すればいいかについて正解なんてものはありません。それを前提で、以下のランキングを参考にしてください。
男が脱毛をするメリットとそのコスト、そして理由は?
最近は「もしかして男装の麗人?」 と思ってしまうほど、肌がツルツルな男が増えています。
元々ヒゲや体毛が少ない男もいるとはいえ、近ごろクリニックやサロンに脱毛に通う男性が増えています。ほんの一昔前は、無駄毛の処理とえば女性、美意識高い女性=脱毛というイメージでした。ても今では男性が脱毛クリニックやサロンに通うことに、それほど抵抗もなく、若い世代ではそんなに珍しいことではありません。
男の脱毛にそんなにメリットはあるの?
まず、ヒゲ脱毛一つをとっても、ヒゲ剃りの煩わしさからの解放があります。「毎朝のヒゲ剃りの時間が苦痛」「カミソリ負けで肌が荒れる」「剃れば剃るほどに濃くなってヒゲが生えてくる」という不安から解放されます。
さらに、濃すぎる体毛に無精髭は不清潔に見えがちなので、夏場のナンパに不評なだけでなく、何とかしたいと思う男性は多いのです。そのため、清潔感を出すために脱毛に通う人も少なくありません。
男の脱毛は高くなりがち?
このように、男性にとってメリットの大きいクリニック、サロンでの脱毛ですが、その料金は、女性の脱毛より高価になりがちです。
というのも、ひとえに手間の問題で、女性と男性では毛質が大きく違います。女性より太くて硬い毛が多いので、熟練したプロのスタッフであっても時間がかかってしまうためです。
さらに、ムダ毛量も女性に比べて多いことが普通で、効果を実感するまでには、施術回数がどうしても増えがちです。これらの理由から、女性の脱毛とくらべても全体で必要になる金額が高くなってしまうわけです。
男性が脱毛をしている割合は?
大手サロンやネットでのアンケート調査によると、2019年現在、脱毛経験のある男性(18~60歳)は全体の約15~20%ぐらいにります。この割合は年々増加傾向にあるようです。その証拠にクリニックやサロンでも、女性向けが主流だった数年前よりも、男性向けの院や店舗が増加しています。今後、さらに男性が脱毛に通いやすい環境が整っていくことは簡単に想像できます。
脱毛男子への女子からの評価は?
ヒゲ剃りの煩わしさから解放され、清潔感をまとうことができたとして、「わざわざ脱毛に通っている、通ったと女性にバレたら引かれてしまいそう?」と男は誰もが不安を感じます。
実際どうなのか、大手サロンが行ったアンケートでは男の脱毛に対して「清潔感がステキ」という女性がいる反面、「あまりに毛がないと女っぽくて苦手」「ナルシストっぽいので遠慮したい」などマイナス意見もそれなりに出ています。
詳しく見てみると、「胸毛や指の毛、スネ毛はない方が好き、ワキ毛や腕の毛はあってもいい!」という現実的な意見も目立ちます。
女性の評価を重視する場合は、彼女だけでなく女友達から女上司、部下までそれとなく聞いてみるなど、自前の調査も必要かもしれません。
結論としては、脱毛に通っているからという理由だけで、女性から引かれることはないと思います。引かれる理由は、むしろナルシスト化してしまっているなどの別の部分を脱毛とこちゃまぜにして、まとめて嫌われている可能性が高いはずです。
男の脱毛したい部位ランキング
男が脱毛するなら、まずどこから?これについては数多くのアンケート調査結果がありますので、その一例を参考にしてみていきましょう。
第1位「ヒゲ」
ヒゲに悩んでる男性は少なくありません。全体的にヒゲをなくしたい方、あご下だけなくしたい方、全体的に薄くしたい人などオシャレの一部として考えている方と、人によって様々ですが、ヒゲを脱毛は断トツの第一位はどのアンケートでも揺らがないと思います。
第2位「スネ毛」
いくらイケメンでも、スネ毛がだらしない男性は女性からの支持は低くなります。ハーフパンツをかっこよく着こなすためにも、膝下脱毛は避けられないのかもしれません。また、格闘技などを行っている人など、スネ毛を処理しておくとケガをした際の手当てのしやすさ、回復のしやすさを考えて脱毛している人も多くいます。
第3位「ひじ下」
スネ毛同様、半袖だと腕の毛が目に入ります。この部位が濃すぎると、女性によっては触れられるのは嫌という人が多いのか、女性の方を抱き寄せるときに心が砕けるほどの抵抗感が伝わるからなのか、自発的に脱毛する男性が増えています。他にも重要な部位がありそうなのに、ランキングに入ってくるのは、痛みにも強く、比較的に脱毛を始めやすい部位だからだと思います。ツルツル肌になるまで脱毛してしまうのは抵抗あるという方でも、多少残して脱毛する(減毛する)こともできますので、脱毛入門としもはお手軽です。
第4位「胸毛」
日本人女性に多いのですが、男性の胸毛に関しては、「苦手」意識を持つ人が圧倒的です。生々しい回答としては「ベッドで彼(夫)の胸毛の上に頬を乗せると、毛で顔がかゆくなるからイヤ」というのがありました。見栄えだけで言えば、欧米人の場合、胸毛は黒くないので、欧米人女性にアンケートを取ると評価が全く違ってマストアイテム化しているのですが、それでもアジア人の黒い胸毛はそれでも評判はよくありません。それでも、欧米人ハーフの胸毛の感じに、毛を脱色するという方法もありますが、恋人(や奥さん)に評判がよくないのであれば、脱毛してしまった方が楽な部位です。また、女性受けするかどうかは、意中の人の好み次第ですので、リサーチするほかありません。普段から胸毛アピールしたい人でもなければ、万人に受けるように取り計らう必要もありません。それでも、あまりに胸毛が濃い人は、夏場の白Tシャツ、白ポロシャツは、胸毛が透けて汚らしく見えてしまうことがあるので、最大限の注意を払いましょう。この部位も完全処理する必要はなく、減毛するだけでも印象が大きく変わります。白ワイシャツを胸元を開けて、ほどほどに見える胸毛をアピールするという高度なオシャレも、自身のあるかたはチャレンジしてもよいと思います。
第5位「VIO」
一昔前はランキングには入ってこなかった部位ですが、今後は常連になると予想されます。数年前までは、完全に好みの問題として理由づけされてましたが、最近は現実的な理由が目立ちます。目につくのが「性交渉の時に避妊具がムダ毛を巻き込んでしまわないように」というものです。その他では、トイレの際に不用意に無駄毛が落ちなくなったなどというもあります。自分の部屋ならともかく、他人の家は恋人の部屋でムダ毛を落としてしまうと、どれだけ印象を悪くするか、迷惑をかけるか想像するのが怖いはず。一方で定番の、夏の水着、ボディビルなどで男性用ビキニを着ても不潔感が出ないようになど、ファッション的な理由も多く目立ちます。
その他
女性向けのランキングでは必ず入る「ワキ」脱毛ですが、男向けの脱毛ではマイナー扱いになっています。とはいえ、ワキがあまりに臭う、ムダ毛の多さがワキガや臭い、雑菌繁殖を促進している場合は、何回か脱毛施術を受けて減毛する人も多くいます。
脱毛に通うクリニックやサロン選びのコツ
脱毛をする!と決めたら、まずはカウンセリングに行くことから始めましょう。
カウンセリングに行く前にまず決めておこう
なんとなく脱毛をしたいと、具合案を持たずにカウンセリングに行くの時間の無駄になりかねません。以下の点はしっかりカウンセラーに疑問点を質問するためにも、前もって決めておきましょう。
- 脱毛したい部位はどこか
- 脱毛する部位の細かいデザインがあれば決めておく
- 毎月、最大いくらまで支払えるか
と、以上のことはカウンセリングで決めるべきものというより、あらかじめ相談すべき具体的な中身がないと中身のない無カウンセリングになってしまいます。
同時に、あらかじめ納得しておくべきポイントもあります。それは、
- 脱毛が終わるまでに時間と期間が必要
- 脱毛には、ある程度の痛みが生じる
という点です。レーザー脱毛だから、その日に行って、施術して、明日からツルツル肌というようにはなりません。何か月(一年ほど)もかけてムダ毛の散髪を行うようなものです。サロン脱毛の場合、ムダ毛の量を減らすだけでも半年ほど必要な人も珍しくありません。また、多少の個人差はあるとはいえ、女性より男性は痛みに弱いとされるので、「レーザー・光脱毛には痛みが伴う」と理解しておくのが正解だと思います。
クリニックでもサロンでも、無理な勧誘がなく、予約が取りやすい、そして施術者の技術が信用できるところを選ぶようにしましょう。カウンセリング時は、接客態度や自分の脱毛相談に適切な回答をしてくれるかもしっかり見ておくことも大切です。
何割の男が脱毛して後悔する?
男の脱毛、ヒゲ脱毛で後悔する理由で、一番先にあげられるのが、「本当にヒゲが生えてこなくなったこと」です。本来歓迎すべきことのはずですが、オトコの場合ヒゲが恋しくなることがあります。毎朝の面倒な手入れ、不潔そうな毎朝の無精ヒゲヅラを懐かしんでしまうことがあるのです。
このようなケースでも、しばらくすると冷静に脱毛して良かったと思うのが大半ですが、「スネ毛がなくなって」ツルツルすぎて恥ずかしいと思う人もいます。すぐに慣れて、すぐに不評より好評の方が目立ち始めるので、マイナスの気持ちはすぐに消えます。
ヒゲに関しては、常にオシャレして無精ヒゲを生やす人、季節や流行に合わせてデザインを楽しむ人もいます。そのため、ヒゲを完全、永久脱毛してしまうとこれができなくなります。これを避けるために、カウンセリングを受ける前にどのようなデザインのヒゲをつけたいかということを、しっかりと決めておくわけです。
冒頭の何割の男が後悔するかですが、誰でも一瞬は昔のヒゲ面を懐かしむけれど、そのうち気にならなくなるというのが正確で、後悔し続ける方は消費税率以下の割合だと思います。しかも後悔のほとんどの中身は「カウンセリングをしっかり受けておかなかった」、「余計な追加料金がかかった」など脱毛とは少しズレた部分についてです。
ヒゲ脱毛をしそこなって後悔する男も多い
熟年の名優が映画の中でみせるヒゲ面は格好の良いものが多いです。その格好の良さは名優の演技、持ち前の美貌だけでなく、一流のスタイリストによって作り出されていることを忘れてはいけません。
若いうちは、ヒゲのデザインは楽しめるものですが、ある程度の年齢になって若々しさが失われると、白髪交じりのヒゲから受ける不潔感の方が勝ってきます。遠目からは何も思わないと思いますが、近づくと口まわりや、鼻毛の処理のずさんさが目に付いてきます。その段階で、レーザー・光脱毛を受けようと思っても、白髪にはレーザー・光が有効に働きません。つまり、脱毛を行いにくなります(もちろん、高額で痛みもある針脱毛は関係なくできます)。そのため、クリニックやサロンで脱毛施術を受けるには、ムダ毛の大半がまだ黒いうちに行う必要があるのです。
男の脱毛は完全にムダ毛処理という選択肢ばかりではありません。適度に残して脱毛、減毛するという選択もあります。流行に敏感な方は、あえて多少残す脱毛を選ぶのも大アリです。
男の厳選脱毛クリニック
脱毛クリニックそのものは以前からりますが、最近注目を浴び始めているのが男性特化型(男性専用)クリニックです。 男性特化型 ...
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オトコの脱毛部位選び、まとめ
まとめ
- 脱毛するなら慎重に部位を選ぼう
- 腕の毛の脱毛は、毛の量を減らすだけでも良い
- 脱毛する部位を選んだら、具体的なデザインを決めよう
- ムダ毛のメンテナンスをこまめにできる人は、完全脱毛しなくても減毛でも大丈夫
- ムダ毛は残さないほうが、後々楽なことが多い
コストパフォーマンスとしては全身脱毛は初めから施術してもらうのが有利ですが、自分の好みや周りへの影響も考慮して、慎重に脱毛部位を選んでいきましょう。