生活習慣がヒゲを濃くする？

顔にヒゲが生えてくる理由は、実のところ明確な答えはありません。遺伝、男性ホルモンや人類の進化の過程など様々に理由付けされていますが、あくまで一因でしかなさそうです。

生活習慣とヒゲの濃さの関係は？

生活習慣を工夫することで、生えてくるヒゲをなんとか抑制できないものかと考えてしまいます。せめて、濃いヒゲではなく少しでも薄く生えてきて欲しいと思うのではないでしょうか。ここでは、生活習慣の改善からその可能性を見ていきます。

男性ホルモンの過剰分泌をなんとかしよう

男性ホルモン（テストステロンなど）は決して悪者ではありませんが、過剰に分泌されるとヒゲが濃くなる原因になります。男性ホルモンが過剰分泌すると、酵素（5αリダクターゼ）により、体毛を濃くする働きのある「ジヒドロテストステロン」に変わります。男性ホルモンや女性ホルモン（エストロゲンなど）というのは名前の問題で、男性でも女性でも両方のホルモンが分泌されます。そのバランスがとれていると、ヒゲがむやみに濃くなることは抑えられます。

睡眠不足を解消して男性ホルモンの過剰分泌対策

睡眠が十分に取れていないと、男性ホルモン優位になる可能性があります。特に一日中あくびばかりしているような体調では、そもそも自己管理の面に問題がありますので、しっかり休む、眠る時間をお金を払ってでも確保することを考えましょう。

食事の偏りを解消して男性ホルモンの過剰分泌対策

睡眠不足に併せて、時間がないからろくなものを食べていない、インスタント食品ばかり食べているなど、食生活が乱れるとホルモンバランスが崩れることがいわれています。タンパク質を摂取することは大切ですが、動物性タンパクだけではなく植物由来のタンパクも摂るようにしましょう。消化に負担になる、脂肪分の多い食事もほどほどにするべきです。
食事に関してあまり関心がない方は、野菜をしっかり食べているかどうかに着目してみてはどうでしょう。ファーストフード店やコンピニのおまけ的な野菜サラダではなく、自分でしっかり調理したミネラルが豊富なサラダを食べる習慣を目指しましょう。

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脂質や塩分の濃い食事で体内に蓄積された過酸化脂質を身体の外に出そうとします。身体の毛は体内の不要成分のを外に出す働きを持っているので、これが活発化するような食生活は改善する余地があります。

ストレスと禁煙から離れて男性ホルモンの過剰分泌対策

喫煙そのものはかまわないとされますが、喫煙しすぎはやはり自律神経に作用しホルモンバランスに影響します。特に男性ホルモン過剰分布に働くと好ましくありません。喫煙する方は、その回数を減らすことを目指しましょう。やめてしまわなくても大丈夫です。ストレス解消もホルモンバランスを保つためには大切ですが、ストレス解消のために喫煙するのは控えるようにしましょう。

男らしく振る舞うことは男性ホルモン優位に？

男性ホルモンそのものは、筋トレやスポーツに代表される、身体的に他者と競争するなど、男っぽい行動は男性ホルモン優位に導きます。性交渉に代表される脳を興奮させる行為にもこの状態が確認されています。このことを一切やめてしまうということは、おそらく大多数の人は否定的だと思いますので、必要以上に行いすぎてしまわないことを心がけましょう。
競争、デート、性交渉などは有効なストレス解消という面もありますので、偏った行動（全くやらない、または、こればかりやる）でない限りは問題になりません。

ヒゲを頻繁に抜く習慣がある人は要注意！

ヒゲを剃ると、剃った表面が青くなってカッコ悪く見えるので、毛抜きで抜いて処理する人も多いと思います。その際に毛根部分の毛細血管が雑に切れて、その修復過程で血管が太くなり、より濃く太い毛を生やそうとする悪循環に陥ります。また、血管が傷ついたときに某かに感染するリスクもあります。
この案循環に心当たりがある方、いつも同じ部位ばかり毛抜き処理している方はその部位だけは永久脱毛を強くお勧めします。

スキンケアがいい加減な人は要注意！

ヒゲ、ムダ毛の役割が全くないかといえば、そうではなく皮膚の表面を毛によって保護するという基本的な役割があります。ヒゲを剃りっぱなしで肌を放置するのが習慣化している人は、自らひげを濃くする行為をしている可能性があります。つまり、ヒゲを剃る、肌が傷つく、肌を再生する必要がある、再生には体液・血液を送り出す必要がある、血管を太くしてしっかりと肌を保護しよう、そして太く濃いヒゲが再生されるよう身体が対応してしまいますので、スキンケアは男性でも大切です。
ヒゲを剃るときも、クリームで滑りを良くして、肌に負担のかからないカミソリやシェーバーを使う。剃った後はローションで肌をしっかり保護してやるなどの細かいケアも重要です。ヒゲ脱毛を行った方は、ヒゲを頻繁に剃るということはおさらばですが、ローション等で肌をしっかり保護することは忘れないようにしてください。