白髪まじりのヒゲでも脱毛すべきか？

ヒゲの濃さに煩わされる多くの男性がいる一方、若いときから白髪に悩みヒゲやデリケートゾーンにまで白髪が増えてくるとどう処理すべきか悩む人も同じくらい多いのが現実です。

ヒゲに白髪が多い場合は脱毛できる？

自分に関係ないと思う人は、白髪というとある程度の年齢の男性を想像しがちですが、白髪に悩む若い男性は多くいます。若いといっても10代からですので、青年層という感じでもありません。
ヒゲの中に白ヒゲが混ざり、色がまだらになってくるとこれがカッコイイのかカッコ悪いのか、はたまた似合っているのかいないのか判断に迷うところですが、白いヒゲのは汚れが目立ちやすくなるという欠点があります。更に年齢を重ねると、ヒゲのみならずその他の毛も白くなる可能性があります。実は、いわゆるレーザー脱毛施術というのは白いヒゲには有効に働かないのです。レーザー脱毛を考えているなら早めの処置が必要でしょう。

なぜヒゲが白くなったのか

人間の毛は黒い色素（メラニン）が含まれていることで黒く見えます。その黒い色素はメラノサイトという毛根にある細胞から生成されます。様々な理由（加齢やストレスなど）でメラノサイトの働きが弱まると、メラニンがあまり作られなくなるため、毛の色の黒さが抜けていきます。つまり、ヒゲが白くなるのは、メラニンが少なくなることが一因です。

白いヒゲはレーザー脱毛施術を拒否される！？

医療レーザー脱毛や光脱毛は、レーザーや光が黒い色素（メラニン）にのみ反応するという特性を利用します。そのため、毛の黒い色素が失われている白ヒゲには反応せず、毛根に熱が伝わりません。つまり、さほど脱毛効果が得られないわけです。

白いヒゲを脱毛する方法はあるのか？

白いヒゲにはレーザー脱毛が有効ではないこと理解できたとして、白ヒゲを脱毛する方法はないのかと気になるところです。もちろん方法はあります。レーザー脱毛や光脱毛のように、黒い色素に影響される脱毛方法ではなく、針脱毛施術を行えば効果が期待できます。

医療レーザー脱毛や光脱毛と違い、針脱毛（ニードル脱毛）は一つ一つの毛穴に針を刺して電気を流して脱毛施術します。そのため、黒い色素（メラニン）の有無に左右されず、白ヒゲでも脱毛ができます。もし全てのヒゲが真っ白であれば針脱毛ぐらいしか有効な施術方法が見当たりません。また施術時の痛みもレーザー脱毛より強くなります。部位に光を照射するのではなく、一本一本の手で作業するため、コストは高くなりがちです。

ヒゲ脱毛を考えているなら、まだ黒ビゲのうちに脱毛クリニックを尋ねよう

最近の脱毛器は毛根細胞ではなく、発毛因子に直接作用するものも増えてきていますが、それらの機器を使用したとしても、レーザーや光を利用する以上、黒い部分が少なすぎると期待した効果が出ないことがあります。

白ヒゲを医療レーザーで完全脱毛するのは現在のところ難しいため、脱毛を考えている方は、ヒゲに黒さが残っている間にレーザー脱毛で処理することをお勧めします。現在は脱毛器の機能も増強されており、バルジ領域をターゲットにする場合は、根元まで全くの白ヒゲで無い限り効果は少なからず期待できます。白ヒゲが目立ち始めた頃であれば、痛くて高価な針脱毛でなくても、レーザー脱毛や光脱毛でも減耗効果は狙えると思います。ケビが嫌な方は、完全にヒゲが白くなってしまわないうちに、脱毛を始めるのが利口だと思います。

完全にすべて白いヒゲになってしまった方は、これから述べる手段は使えませんが黒いヒゲも相当量残っている方も多いと思うので、まずはレーザーかフラッシュ脱毛で黒い（黒さが残る）ヒゲを脱毛施術してもらいます。毛周期を考慮して数ヶ月以上の期間を空けて、脱毛具合を観察します。黒ヒゲの減毛効果が期待できて、剛毛の白いヒゲが残っている場合は、そのヒゲについて針脱毛を施術してもらうと、全体的にコストを抑えつつ、ヒゲ脱毛ができます。白いひげが目立ち始めてきたという程度であればこの方法で対応可能です。

最後に、余談ですが昔は永久脱毛と言えば針脱毛でした。針脱毛は100年以上の歴史があり、ある意味最も確実で安心な方法でもあります。ムダ毛が再生されることも極めてまれです。ただし、痛みに関しては麻酔等の対策を確認しておきましょう。