毛包からムダ毛再生の元となるバルジ領域まで、弱いエネルギーを広く蓄積して刺激をする蓄熱式脱毛法のことを、SHR(スーパーヘアーリムーバル)と呼んでいます。
SHR脱毛の効果は?
長年、脱毛サロンやクリニックで主流だった光脱毛(フラッシュ脱毛、IPL脱毛)に代わって、主流になりつつあるのがSHR脱毛法です。
脱毛の際の痛みを抑え、日焼け肌や自黒の肌にでも安全に脱毛ができるという、光脱毛にはないメリットがあるのがSHR脱毛の特徴です。
ところが、効果がないという口コミが多く見受けられるので、その理由を見ていきましょう。
照射のターゲットの違い
光脱毛も即効性はありませんが、それでも10日ほど経つとムダ毛が抜け落ちていきます。
しかしSHR脱毛はそれ以上に日数がかかり、人によっては1ヶ月ほど経たないとムダ毛が抜けません。
そのため効果がないと言われるのですが、これはSHR脱毛と光脱毛でターゲットが異なるからです。
- 光脱毛は発毛因子(毛根組織)をターゲット
- SHR脱毛はバルジ領域(毛根を包み込む領域)をターゲット
発毛因子はムダ毛そのものの根っこですので、直接ダメージを与えることができればムダ毛がすぐに抜けます。ところが、バルジ領域は毛根を包み込む組織で、発毛を促す領域なので、ダメージを与えても効果が出るまでに時間がかかります。
ムダ毛は発毛指令を受けてから何ヶ月もかけて成長していきます。
この過程をブロックするのがSHR脱毛なので、目に見える効果が出るまでに時間がかかってしまうのですね。
脱毛効果とムダ毛の抜け落ちるまでの期間を混同しないようにしよう
すぐに効果を求めがちなムダ毛処理ですが、肌にダメージを与えない低出力でじわじわと攻めるSHR脱毛は、効果が表れるまで時間がかかります。上の例でいえば、種の周りの土の栄養分を取り去って、種が発育しないようにしているわけです。
一週間程度でムダ毛が抜け落ちれば、脱毛効果を実感しやすいわけですが、ムダ毛の抜け落ちるまでの期間と脱毛効果を取り違えるのは禁物です。一週間程でムダ毛が抜けても、二週間後にムダ毛、が生えてくるようでは効果的とは言えないはずです(これは説明のための例です)。
効果が早く実感できないということが、脱毛効果がないということにはならないわけです。
SHR脱毛は効果が出るまでに期間を要するのは、「毛を生やそうとする組織」に作用させるからです。毛を生やそうとする組織を攻めるので、毛周期に関係なく、その組織に作用させることができるのもSHR脱毛の特徴です。
つまり、効果が現れるまで時間を要するにせよ、ムダ毛量はしっかり減って行きます。
光脱毛は抜けるまでの期間は短いとしても、毛周期に合わせて施術をする必要があります。
一本一本の毛周期にピンポイントで合わせることまではしないので、その周期に微妙にずれたムダ毛には効果が出にくいのも特徴です。そのムダ毛には、再度脱毛施術を行うので、完了までには長い期間を要します。
施術を受ける側は目に見える効果で判断するため、SHR脱毛は効果がない誤解されているだけです。
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まとめ
まとめ
- SHR脱毛はバルジ領域をダーゲットにするので、他の脱毛法とはターゲットが違う
- 脱毛効果とムダ毛が抜け落ちることを混同しないようにしよう
- 肌の色が濃い人や日焼けした肌には、SHR脱毛を利用する価値あり